不況のラスベガス覆う悪夢 「ネットカジノ」合法化法案提出
インターネット上でスロットマシンやカードゲームなどの賭け事ができるサイトは、検索すると数多く見つかる。米国は、ラスベガスのようにギャンブル施設が認められている一方、ネットカジノは2006年に法律で禁じられた。
だが2010年になって、これを合法化するための法案が議会で検討されているという。米ニューヨークタイムズ(NYT)紙によると、大手リゾート企業数社が中心となって、一部の遊戯がネットでも認められるように後押ししたようだ。7月28日の下院金融サービス委員会で法案は通過。上下両院での審議を待つ。
ネットカジノが全面的に認められれば、カジノ施設を運営する企業の収入に影響する。そのため、ある専門家は、実店舗の収益を害する恐れの少ないポーカーだけが合法になるのではないか、と見ているようだ。議会の課税合同委員会の試算では、法制化により今後10年間で400億ドル以上の税収増が見込まれると米ウォールストリートジャーナルは書いている。
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